先週末、ディズニー+ピクサーの新作CGアニメ映画「
Finding NEMO」を見に行ったんだけど、なんていうか、個人的には父親の存在感を改めて意識させられた映画だったな。もちろんハイレベルなギャグあり、はらはらどきどきのシーンありでたっぷり楽しめた2時間でした。お勧めレビューは
こちら(ネタバレはしていないと・・・思う)。
で、今日の本題はその映画の中でなんとか聞き取れたハイブローなギャグの数々…、ではなく(ぉぃぉぃ)、そのディズニーが最近採用を発表した「48時間後に再生不能になるDVD(ZDNNの記事)」について。
要は、これを使えば貸し出しから2日で再生不能になるので返却不要のレンタルDVDができるわけ。ディズニーのホームビデオ部門であるブエナビスタがこの技術を使ったDVDで8月にも「返却不要のレンタルサービス」の試験を開始するらしい。
アメリカではブロックバスタービデオみたいなレンタルビデオ屋の他にも NetFlix のようにWeb上のカタログでレンタルDVDを注文すると自宅に郵送されて、見終わったら所定の封筒で郵送すれば返却になるというレンタルDVDシステムもあって、そういうサービスを利用しているユーザにしてみれば返却の手間がいらなくなるのは歓迎だろうし、メディアのコストが十分安ければ返却の郵送料を負担しているレンタルサービス業者にも福音となろう。ブロードバンド普及が遅れているアメリカではインターネットを介したムービーダウンロードサービスがなかなか立ち上がりそうにない、という背景もあって「自動消滅DVD」に対する期待感が伺える。
しかしである。48時間経って再生不能になったDVDはただのゴミ。しかもリサイクル方法も確立されていない。それでなくても世の中には雑誌のおまけの CD-ROMがばら撒かれ、焼きそこなったCD-RやらDVD-Rやらが次から次にゴミとなっているのだ。(一応、開発元の Flexplay の Web ページには「リサイクルセンターに送ってください」と書かれているけれど)
一部では、この「環境にヨロシクない」DVDに対してボイコット運動が始まっているらしい(サイト名を失念)。
ソニーでも、社内でゴミとなったCDメディアを浜松にある工場に集めてCDケースにリサイクルする試みがしばらく前まで行われていたのだけれど、リサイクル処理可能な量をゴミの量が大幅に上回ってしまったらしくて、ある時にリサイクルをやめてしまったのだった(ひとつの職場だけで、数ヶ月でダンボール一箱くらいのCDがゴミになってたからなぁ)。
自動消滅DVDが普及する前からすでにゴミとなったCD/DVDのリサイクルは問題なんではないか。これ以上状況を悪化させないためにディズニーに対してボイコットするのも大事だけど、世の中のCD/DVDメディア業界は本腰を入れてメディアのリサイクルに取り組むべきじゃないかと思うのだ。例えば、電気屋の店頭にリサイクルボックスを設置するとか、少なくともオフィスから出るゴミはリサイクルすることを徹底し、リサイクルされなければ ISO-14001 Certificate を没収してしまうくらいの姿勢で臨むのだ。
環境へのやさしさにこだわってるあたり、Finding NEMO を見た影響が出てるのかも。